鴨川をどりに行った時のことを書く。
2017年5月17日 先斗町歌舞練場
第百八十会記念鴨川をどりを見に行きました。
その時は5月から6月初めまで京都に出張だったので、滞在先の四条富小路通あたりから歩いて15分ほどで着くことができました。
吸い込まれそうな先斗町の路地。
四条通りの先斗町の入り口から入って、バーっと歩いて行くんですけど、これがまた歩くんですよね。外国人観光客もたくさんいるし、その間を掻き分け人波を縫って歩いて着きました!
流石京都、流石をどりの会、着物人口が多い!(^ν^)
私も雰囲気を楽しみたかったので着物で!
このような出で立ちで。
幸いお直しおばさんとやらには会ったことはない。
この日のために、お茶券付きの席を取っておきました。芸妓さんが立礼式でお点前を披露してくれるので、それを見に。
どの花街でも、このをどりの季節は芸妓さんも地毛で日本髪を結って(奴島田というらしい)、黒紋付の正装で迎えてくれます。私が行った時は、芸妓は朋佳さん、控えの舞妓はもみ香さん。
せっかくなので写真に収めたいけど、写真は禁止です。特に注意書きもなかった気がして、知らずにカメラを向けた外国人の方が注意されてました。仕方ない…
お菓子はどこのお店のか忘れちゃったけど、お皿はお土産で持って帰ることができます。
五花街コンプリートしたい(ᵔᴥᵔ)
お茶席で一服したらお土産コーナーに行く前に人だかりが!
なんとお当番の舞妓さんと写真を撮れるコーナーがあるのです。
もう人垣がすごい、ぜんぜんおさまる気配無い。
私は舞妓さんだけを撮りたい!とチャンスを伺ってたんですけど、中々…!皆さんせっかくだから舞妓さんと写りたいですよね、そうですよね。
そこにいた方々のカメラを預かってシャッターを片っ端から押しまくって、漸く自分のiPhoneで写真を撮れました。
光はなさんと市結さんです。
流石撮られ慣れてる…!
満足…!
その後はパンフレットと手ぬぐいを買って、お席へ。(やっと。
私は大体10列目くらいだったかな(うろ覚え
結構近くて、オペラグラスいらない距離だったのは覚えてます。
先斗町マークの千鳥が可愛いですね。
第1部は芸妓さんたちの舞台。
平安時代末期、源平の争いの陰にいた女の人たちにスポットを当ててました。日替わりでお役も変わるみたいで、木曽義仲の側室山吹役の芸妓さんすっごい綺麗!誰だろう!と思ってあとからパンフレット見たら、去年なにかと話題に上った市さよさんでした。めちゃくちゃ綺麗だった。
最後は女は恋してしまったからには恋から逃れることはできないんやでみたいに結んでいて、いやほんとそれな…!(語彙力)って感じで涙が…。
失恋した時って「もうまぢムリしぬ」みたいになりますもんね。時間が経つと相手のことなんて生きてようが死んでようがどうでもいいってなるけど。
第2部は大政奉還の様子をこれまた芸妓さんたちが熱演。かっこよかった。
最後に、先斗町の舞妓さんの踊りと、芸妓さんも混ざっての総おどり。
舞妓さんも上手だけど、さすがに芸妓さんの修練を重ねた踊りはどこを切り取っても美しい。
踊りをやってたとき、他のお弟子さんで「どこどこの流派はつまらない」「うちの流派がいちばん」とか言う人もいたけど、そんなけち臭い事言ってると審美眼も曇るし感性も鈍るし自分の踊りも上達しないぞ、と。
芸術を比べる必要は無いんですよね。
ただ感じて、自分の経験や糧にするのみ。
あっという間の2時間(たぶんそれ位)でした。
お茶席付きでたしか4800円だったかな?
この金額でそれだけの体験ができるってすごい。
ぜひぜひ、各花街をどりの季節に足を運んで頂きたい。それぞれ期間は少しずつずれてます。
五花街の紹介・年間行事|おおきに財団 財団法人京都伝統伎芸振興財団|公式サイト
こちらを見てもらうと早い!
そのあとはお腹が空いたので先斗町を出て、四条通りを横断して木屋町通りのフランソア喫茶室へ。
赤丸が先斗町歌舞練場です。結構歩きますね。
京都河原町:フランソア喫茶室http://www.francois1934.com/smart/index.html
このあたりって雰囲気とってもいいのに、見るからに如何わしいお店も多い!笑
外観。真ん中の灰色の建物です。
奥にはラブホも見えてるしね!笑
写真はないけど、私はここのたまごのサンドイッチが好きです。たまごフワフワ!お腹いっぱいになるし、小さい建物に見えて意外と奥行きがあり、いつも割と待たずに入れます。
ウエイトレスさん達の制服もレトロかわいいです。壁に飾られている絵も素敵だし、世界観が統一されていて雰囲気に浸れます。
バロック様式の内装で、豪華客船イメージらしい。有形文化財だそうです。
和も洋も古くていいものを大事に取ってるのが京都のいいとこですね。
どなたかの京都トリップの参考になれば。
今度はまた別パターンの京都の楽しみ方を書きたいと思います。