にざ様とわたし
2020年も早いものでひと月が過ぎ、気付けば2月。時の流れについていけない。
ブログ全然書いてないな〜、2019年って何があったかな〜とカメラロールを振り返ってみると、あんな事もあったな…こんな事もあったな…と思い出せるんだけど、カメラロールのそこかしこににざ様こと片岡仁左衛門さんのお写真が。
仁左衛門さんだけでなく、私の色んな好きが駄々洩れなカメラロールでお恥ずかしい限り。
Twitterで知り合って、私が上京する度にご飯に付き合ってくれるnatsukiさんに
「元々七之助さん贔屓でしたよね。どうして急に仁左衛門さん推しになったんですか??」
と問われたことがある。
そう。
歌舞伎を好きになったのは中村七之助さんがひとつのきっかけでした。
映画「真夜中の弥次さん喜多さん」のPRでMステに御出演され、長瀬智也演じる弥次さんと手を繋いで登場した金髪の髷を結ってノリノリで歌い踊る可愛い七之助さんに魅せられてからというもの、映画関連の書籍や円盤を買い、弥次喜多以外の七之助さんの御出演作をチェックしました。この頃からWOWOWでコクーン歌舞伎を観始めます。私が3次元で課金した初めての人物が七之助さんです。なのでとても思い入れがあります。
七之助さん。可愛いだろ〜??(ワイルドだろ〜?の聞き方で)
仁左衛門さんに出会ったのは2018年10月、七之助さんが揚巻を勤められるということで勇んで上京したときのこと。勿論助六は仁左衛門さんです。
以前はあまり大歌舞伎に親しんでなくて、花形とか赤坂とか納涼など、中村屋さんをメインで観たいという欲で遠征していた気がします。
無課金ユーザーの私は切符争奪戦に無気力だったんですが、それこそ先に登場したnatsukiさんが「仁左衛門さんの助六は絶対見た方がいい!!」と桟敷席の切符を確保してくださり、初対面ながら一緒に観劇を果たしました。んー、書いてるとそもそもnatsukiさんの布教もにざ様沼にはまる一助であったと感じますw
外八文字を描きながらゆったりと花道を行く七之助さんはいつにも増して美しく、大きくも可憐な姿に見惚れていました。七之助さんが揚巻に対する熱意や緊張をインタビューで語られていたので、感動も一入でした。
そして登場する仁左衛門さん。揚幕から花道に出てきた瞬間に客席が大きくざわめき、傘を下してお姿を現したときのあの美しさたるや。
「え…なに…?姿かたちが良い…黄色い足袋が似合いすぎる…口を開けば響き渡る美声…これが…国宝…!」
と頭の中が三点リーダだらけの女になりました。
その時の私のツイートが以下。
歌舞伎座、昼夜通して観劇してきました。夜は桟敷で@takihashi さんと荒ぶってきました。初対面と思えぬテンションで😂
— misery (@miserytoture) 2018年10月8日
揚巻七之助さんの色気が爆発して新しい宇宙誕生したかと思った。
ニザ様と玉様を知ってしまった私は…もう普通には戻れないです。 pic.twitter.com/jPa8OlcsTf
仁左衛門さん昨日初めて観たんだけど何あの良い男…荒唐無稽で破茶滅茶すぎるキャラクターも愛嬌があって魅力が凄い。声も顔もいい、迫力もある色男。そして美脚。めっちゃ意休煽るやん!股潜らそうとするやん!人の頭に何か乗せたがるやん!そんなんできる!?出来ひんやん普通 #芸術祭十月大歌舞伎
— misery (@miserytoture) 2018年10月9日
もう完全に仁左衛門さん沼にはまりましたね。
なんか、思いが溢れて仁左衛門さんのことを短歌に詠んでみたりしてますしね。
「決して手を 触れぬと分かっていながらも 私はなりたい ポケットチーフに」
とかね。煩悩。
にざ様が十五代目片岡仁左衛門を襲名されたときの写真集も手に入れました。ハマると写真集から手に入れていく性分。
これは例えなんですけど、仁左衛門さんはもう、モテモテのサッカー部のキャプテンって感じ。王道のモテる男。大体の女子は仁左衛門さんが好きだし、学校一のハンサム。
想像力をフルに働かせながら読んでほしいのですが、仁左衛門さんは部活だけでなく生徒会でも活躍していて、先生生徒みんなから好かれるタイプ。私は地味な女子で、放課後クラスの女子達がキャーキャー言いながら片岡先輩の練習してるところを見ているのに入っていけないタイプ。だから、下校する時にわざと遠回りしながらグラウンドを横目に仁左衛門さんを見てる…そういう感じです。
ひょんなことから、私も生徒会のメンバーに入って、片岡先輩のキラキラ具合にあてられながらも地味に仕事をこなしていたら「ミザリーさん…だったっけ?」っていつの間にかモブ女子である私の名前まで覚えていて平等に接してくれるのが仁左衛門さんなんですよ。あっ、妄想なんですけどね…生徒会長は玉三郎さんです(妄想です)
にざ様に夢中になってから、少しでも多く観たいと私なりに駆けつけました。
七之助さんに対しては、すごく美しいものを積極的に観に行く感覚…とても素晴らしい芸をお持ちなんだけど、まだお若いしこれから大きなお役をどんどん勤めていったり芸を追求していくお立場でいらっしゃるから、その過程を見せて頂いてる感じ。
仁左衛門さんは、円熟した芸の純粋なところを拝見させてもらっている感じ。役に敬意を払い、物語を深く読み解き、それを私たちに届けてくれる。助六を拝見してから、いろんな記事を読んだり映像を見たり、劇場に足を運んだりしましたが、とにかく純粋で素敵な方だな~とますます好きになっていくばかりです。
そんなこんなで私とにざ様のなれそめは以上でございます。お付き合いありがとうございました!